これが実質の最終日となる今回のNYツアー。翌日には飛行機で日本に帰るのだ。
まずはホステルをチェックアウトして新たに自分で探したホステルに移動する。今度は相部屋に挑戦。相部屋なら昨夜の半額の4千円ほどになる。日本の感覚からしたらまだ高いが、これ以上安いのはマンハッタンにはなさそうだった。
ホステルに着いたらまず思ったのが、相部屋になるルームメイト次第では楽しそうだなって事。
どんな人が来るかと思ってドキドキしているとオーストラリア人のいかにもバックパッカーな雰囲気の兄弟(しかも弟はドラマー!)が決まった。カタコトで話して仲良くなった。彼らとなら楽しく泊まれそうだ。
安心したので再びキタノホテルへ移動し一馬とトモジと合流。今日はNYソニーのりゅう君の案内で4人でブルックリン観光に向かう。
ブルックリンはマンハッタンから東に橋を渡ってすぐのお洒落な街だ。以前は治安が悪いエリアだったが今はかなり改善されたらしい。りゅう君も住んでいる。
古着屋やカフェやレコードショップに行ったが、どこもセンスが良い。家賃もマンハッタンよりは安いので、自分みたいな金は無いが夢のある若者がたくさん住んでいて面白い街なのだそうだ。
ちなみに住んだら面白いだろうな、住みたいなって思った街は今回の滞在でここだけだった。
夕方、お腹が空いたので有名なピザ屋さんにいく。フランクシナトラもよく来てた店だけあって今まで食べた事が無い位にうまかった。
満腹になりみんなで散歩する。映画やPVでよく使われているという波止場?みたいな場所にいく。確かに見覚えのある景色だった。
その後、地下鉄でマンハッタンに戻る。一馬達はギターショップに行くらしく別行動し、1人で地下鉄に乗ってホステルまで帰る事に。
初の1人地下鉄移動にちょっとドキドキしているといきなり日本人のご婦人に話しかけられびっくりする。NY在住のオレペコのファンの方で先日の本番を見ていたらしい。しかも話をしてみると以前は日本でジャズライブ三昧な日々を送っていたそうで、ピットインやアケタやエアジンに入り浸っていたらしい。まさかNYの地下鉄でアケタの店の話で盛り上がるとは思わなかった。
後日ライブの時に撮った写真を送ってくれると言われメールアドレスを交換した。
そして無事にホステルに到着。
すると何故かルームメイトが変わっていた。先のオーストラリア人兄弟は団体でオーストラリアから来てたらしく、連れがいる部屋に空きが出たので移動したらしい。残念…。
そして変わりに現れたのはロシア人の2人連れのクソガキ。2人ともマナーも悪く礼儀も知らないやつらだった。更にはアイルランド人のストリートギャング風な兄ちゃん。
今夜、俺は大丈夫なんだろうかと一瞬不安がよぎったが、よくよく観察していると、みんな互いに不安で警戒している事が分かる。
ここはリラックスする為にもコミュニケーションした方が良いと思って下手な英語でいろいろ話しかける。おかげでとりあえず襲われたり盗難されたりする不安は消えた。だってみんな貧乏だしパスポートとかはフロントの金庫だから盗るものないし(笑)
少し打ち解けたのを確認して再び一馬とトモジと合流。
もう今夜しかNYでライブを聴くチャンスは無いので、サルサの大御所女性ボーカルのライブにいく。(名前を失念…)
サルサの生バンドのライブは初めてだったが、超大当たりなライブだったと思う。
ボーカルの女性はグラミーを取った事もある様な人で、強烈なパフォーマンスを繰り広げていたし、バンドも強力にグルーヴしていて、実に楽しいライブだった。
サルサを踊れる様になりたいと思った。他のリズムでも同じ事が言えるが、きっと踊れたらそのリズムをグルーヴさせる秘訣も分かる気がするから。ダンス習おうかな(笑)
そして最後の夜だという事もあってシバケイ、りゅう君、メンバーで、近くのホテルのバーで軽く呑む事に。
そこで再びサプライズが!なんとCOLD PLAYのボーカルが同じバーで呑んでいる!更にカリスマメタルバンド、ANVILの2人も一緒にいるではないか!
…実は俺はどっちも知らなかったけど(笑)シバケイは興奮しまくっていた!
そんなこんなで最後の夜まで濃い日々が続きNY旅行は終わったのだった。