6/7(fri)その①
今日は10時に宿を出て夕方にフェリーに乗ってナポリからパレルモに移動する。フェリーまで時間があるのでナポリをゆっくり観光する。
まずは朝食という事で宿の近くのカフェでパンチェッタがたっぷり入ったロールパンとコーヒー。美味しかったし、しめて2.5€と節約に成功。
夕方までの移動の足を確保すべく、ナポリ中央駅近くの地下鉄、ガリバルディ駅で1dayチケット(地下鉄と登山列車が1日乗り放題のチケット)を購入。
チケットについて調べていて知ったんだけど、ナポリのLine1という地下鉄線は芸術的なデザインの駅が多いみたい。チケットを買ったガリバルディ駅もドミニク・ペローというフランスの建築家によるとても近代的なデザイン。ちょっとスチームパンクなデザインというか、配管が金属剥き出しなとことかカッコよかった。
ガリバルディ駅から2駅、ウニヴェルシータ駅という駅もカナダのインダストリアル・デザイナーであるカリム・ラシッドという人の作品で、最もポップで斬新なデザインの駅といわれているらしいので降りてみた。
ポップというか、サイケな感じ。岩下の新生姜のようなピンクの空間とか、ホームなんかはホログラムの壁紙を使っていたりして面白い。改札にはバクテリア?みたいな形の謎の金属のモニュメントもあった。
ウニヴェルシータ駅から少し歩いて今度はフニコラーレという登山電車でナポリの頂上に移動。ひたすら真っ暗なトンネルの中を登っていくだけなので景色は楽しめない。登山電車というよりトロッコ的な。そこから徒歩10分ほど歩いたところにあるサンテルモ城を見に行く。
ここは昔は刑務所だった事もある古い城だが、とても保存状態が良い。外が暑かったので城内の薄暗い石畳の通路を抜けてくる、ひんやりとした風が火照った体に気持ち良い。
城の頂上からはナポリの街が360℃見渡せる。驚嘆の大パノラマ。「ナポリを見て死ね」じゃないけど、これは確かに絶景。海と山と古から続く街並みに旅愁も募る。
ひとしきり城を楽しんだ後は再び徒歩→フニコラーレ→地下鉄で中心部に戻る。1日乗り放題チケットが有難い。
今朝までの宿に預けてあった荷物をピックアップして、夕飯へ。どこに行くか悩んだけど、昨夜も行った「a figlia d'o Luciano 」に再び行く事に。ここより美味しくてコスパの良い店はなかなかないもの。
昨日は食べなかったタコのトマトソースやボンゴレを食べた。やはり衝撃的に美味くて唸ってしまう。
さてお腹もいっぱい、
徒歩と地下鉄でフェリー乗り場へ移動だ。
続く